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第1回 つくば3Eフォーラム 開催!


岩崎学長による挨拶

 第1回つくば3Eフォーラム会議が、2007年12月15日(土)−16日(日)の2日間にわたり、筑波大学大学会館ホールにて開催されました。この会議は、地球温暖化の主な原因である二酸化炭素の排出量半減とこれに関連した省エネ都市づくりに向けて、筑波研究学園都市内の諸研究機関が英知と技術を結集して取り組むためのキックオフミーティングと位置づけられるもので、内閣府ほか、茨城県・つくば市などからの協力も得て華やかに開幕しました。

 井上勲 フォーラム議長(生命環境科学研究科)による開会挨拶に引き続いて、岸田文雄 科学技術政策担当大臣からのビデオメッセージがまず紹介され、橋本昌 茨城県知事(代理:馬場清康 生活環境部部長)、岡田久司 つくば市副市長、ならびに筑波研究学園都市交流協議会長を兼務する岩崎洋一 筑波大学長からも大いなる期待と決意が述べられました。


相澤議員による特別講演

 相澤益男 総合科学技術会議議員による特別講演では、第3期科学技術基本計画における環境・エネルギー戦略と革新的技術開発の重要性が強調され、つくば発のイノベーションに対する熱い激励の言葉をいただきました。また、3つのセッションで構成された一般講演部門では、現状の分析や各種取り組みの紹介から課題の明確化と今後への展望まで、多彩なプレゼンがつくば内外の20人の講演者によってなされました。さらに、ポスターセッション部門では、現在進行形の様々な研究・教育・啓蒙活動の紹介や低炭素社会の実現に向けた萌芽的アイデアの披露がなされ、10組の発表者・グループが表彰されました。


井上議長による宣言

 パネルディスカッション(司会:渡邉信 筑波大学教授)では、様々なバックグラウンドを持つ7名のパネリストがそれぞれの専門的知識や経験にもとづいて短期的課題や長期的展望を提示し、それらに対してフロアから活発な意見・提案が出されました。特に、つくば市レベルでの炭素収支評価や地域住民の参画と合意形成など、重要な課題が浮き彫りにされたほか、低炭素社会を構築する次世代の担い手を育成することの重要性が改めてクローズアップされました。

 以上の有意義なディスカッションを経て、つくば3Eフォーラム実行委員会によって起草された『つくば3E宣言2007』が井上議長によって読み上げられ、大きな拍手とともに成功裡に閉幕を迎えました。なお、本フォーラムは、開催日夕方のNHKニュースをはじめ、準備段階から各種マスメディアで取り上げられるなど多大な反響を呼んでおり、社会からの期待に応えるべく、関連諸機関の協力体制の拡充が望まれるところです。

記録・資料

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第1回つくば3Eフォーラム
日程 : 2007年12月15日 (土), 16日(日)
場所 : 筑波大学大学会館ホール
主催 : 筑波大学、つくば3Eフォーラム実行委員会、筑波研究学園都市交流協議会、内閣府
協賛 : 産業技術総合研究所、国立環境研究所、物質・材料研究機構、茨城県、つくば市

報告書:『第1回つくば3Eフォーラム 報告書』 (PDF_24MB)
 
総合司会 : 福島 武彦 (筑波大学)
開会挨拶
井上 勲 フォーラム議長 (筑波大学)
ビデオメッセージ
岸田 文雄 科学技術政策担当大臣
挨拶
橋本 昌 茨城県知事 (代理 : 馬場 清康 生活環境部部長)
挨拶
岡田 久司 つくば市副市長
挨拶
岩崎 洋一 筑波研究学園都市交流協議会長 (筑波大学長)
趣旨説明
井上 勲 フォーラム議長 (筑波大学)
特別講演
二酸化炭素排出50%削減にむけた科学技術的戦略課題
相澤 益男 総合科学技術会議議員
セッション1 地球温暖化とエネルギー資源
座長 : 原沢 英夫 (国立環境研究所) / 石井 格 (産業技術総合研究所)
1. 地球温暖化への取り組み
地球温暖化問題への文部科学省の取り組み
青山 伸 (文部科学省大臣官房審議官)
温暖化対策の国際的取り組み
三村 信男 (茨城大学)
地球環境観測: GOSATの取り組み
井上 元 (名古屋大学)
浜崎 敬 (宇宙航空研究開発機構)
地球温暖化の影響と適応国立環境研究所
原沢 英夫 (国立環境研究所)
低炭素社会の実現にむけたシナリオ開発
甲斐沼 美紀子(国立環境研究所)
2. エネルギー資源の今後の動向
エネルギー資源の現状と展望
神本 正行 (産業技術総合研究所)
エネルギー資源・環境問題と技術選択
内山 洋司 (筑波大学)
セッション2 新エネルギー要素技術
座長 : 石田 政義 (筑波大学)
1. 燃料電池技術の現状と将来
燃料電池技術の現状と展望
大和田野 芳郎 (産業技術総合研究所)
高窒素ステンレス鋼のPEFC用金属セパレータへの適用可能性
片田 康行 (物質・材料研究機構)
2. バイオ燃料技術の現状と将来
農業系バイオマスによる国産バイオ燃料生産に関する課題
上田 達己 (農業・食品産業技術総合研究機構)
木質系バイオ燃料技術
伊神 裕司 (森林総合研究所)
藻類バイオマスエネルギー技術の展望
渡邉 信 (筑波大学)
3. 太陽電池技術の現状と将来
太陽光発電技術の現状と展望
作田 宏一 (産業技術総合研究所)
4. 運輸技術
電気自動車, 燃料電池自動車の開発動向
荻野 法一 (日本自動車研究所)
セッション3 省エネ都市づくりに向けて
座長 : 鈴木 勉 (筑波大学)
持続可能都市のための都市構造設計
鈴木 勉 (筑波大学)
2050年までに日本の運輸部門CO2を約70%削減する対策について
松橋 啓介 (国立環境研究所)
バイオマスタウンつくばを目指して
柚山 義人 (農業・食品産業技術総合研究機構)
持続可能なソリューションに至るプロセスの枠組み
鈴木 敦 (民間都市開発推進機構)
茨城県の取り組み
福地 伸 (茨城県企画部)
つくば市の概要と環境対策
飯野 哲雄 (つくば市市長公室)
パネルディスカッション
2030年までにつくば市でCO2排出50%削減をいかに実現させるか
司会 : 渡邉 信 (筑波大学)
【パネリスト】
内山 洋司 (筑波大学)
大和田野 芳郎 (産業技術総合研究所)
鈴木 敦 (民間都市開発推進機構)
田中 一宣 (JST研究戦略開発センター)
谷口 綾子 (筑波大学)
原沢 英夫 (国立環境研究所)
村田 佳壽子 (日本環境ジャーナリストの会)
つくば3E宣言2007
全文
閉会挨拶
泉 紳一郎 (筑波大学理事・副学長)

ポスターセッション


1. 光合成と石灰化機能を持つ微細藻類によるCO2の固定化 ―バイオディーゼルとバイオミネラルの生産―
辻 敬典、鈴木 石根、白岩 善博 (筑波大学大学院 生命環境科学研究科)

2. 人間社会の持続可能な発展を目指した炭化水素産生藻類ボトリオコッカスの研究
圷 大輔、高橋 春瑠香、渡邉 信(筑波大学大学院 生命環境科学研究科)、河地 正伸、田野井 孝子(国立環境研究所)彼谷 邦光(東北大学大学院 環境科学研究科)

3. 光合成生物を利用したプロパノール合成系の作出に向けて
馬場 将人、白岩 善博、鈴木 石根(筑波大学大学院 生命環境科学研究科)

4. 筑波大学内の廃棄物処理システム改善に向けての研究
千葉 裕樹 (筑波大学第二学群生物資源学類4年)

5. つくばエクスプレスが開業したつくば市内の道路交通改善に向けて
平沢 隆之 (国土交通省国土技術政策総合研究所 高度道路交通システム研究室)

6. つくばのお祭りエコロジー
山本 泰弘 (筑波大学第三学群国際総合学類2年)

7. 公立学校における省エネと光熱水費節減分還元プログラム(フィフティ・フィフティ)
岡崎 時春 (国際環境NGO FoE Japan)

8. 刈草と剪定枝の直接燃焼によるエネルギー生産の可能性
藤巻 晴行 (筑波大学大学院生命環境科学研究科)

9. 自然エネルギーを利用した水質改善システムによるCO2削減
岡野 邦宏、岡ア 毅、今里 真人、内海 真生、杉浦 則夫(筑波大学大学院 生命環境科学研究科)

10. 身近なものを使ってエネルギーを体験しよう
代表 川本 健太郎 (筑波大学大学院 教育研究科 教科教育専攻 理科教育コース)

11. 大学の環境教育のネットワーク構築の試み −筑波学際環境教育セミナー(TIEES)「我が学問と環境教育」−
内山 弘美 (東京大学大学院 工学系研究科 協力研究員)

12. バイオマス変換触媒の開発 〜タールのガス化とグリセリンの水素化分解〜
宮澤 朋久、冨重 圭一 (筑波大学大学院 数理物質科学研究科)

13. クリーン軽油製造のためのマンガン修飾Ru/Al2O3及びRu/SiO2触媒上でのFT反応
モハマド・ヌルンナビ、村田 和久、岡部 清美、稲葉 仁、高原 功 ((独)産業技術総合研究所 バイオマス研究センター BTL触媒チーム)

14. 水素資化性メタン菌群によるバイオガスの高カロリー化技術の確立 ―CSTRで無機質を基質として馴養した水素資化性メタン菌群の定常状態での特性―
アコ オルガ、北村 豊、佐竹 隆顕 (筑波大学大学院 生命環境科学研究科)

15. メタン発酵アンモニア制御を目的とした水素発酵に関する研究
小口 勇太、北村 豊、佐竹 隆顕 (筑波大学大学院 生命環境科学研究科)

16. 灰分高含有木質系バイオマスのガス化における反応生成物の性状特性
小木知子、中西正和 ((独)産業技術総合研究所 バイオマス研究センター)

17. 木材構成成分のガス化特性:小型噴流床ガス化炉における樹皮、脱リグニン樹皮ペレットのガス化
小木知子、中西正和、福田芳雄 ((独)産業技術総合研究所 バイオマス研究センター)

18. 複数のGCMシナリオに基づく日本の水稲収量への影響評価
飯泉 仁之直(筑波大学(現:農業環境技術研究所))、堀 正岳(筑波大学(現:名古屋大学))、横沢 正幸(農業環境技術研究所)、林 陽生、木村 富士男(筑波大学大学院 生命環境科学研究科)

19. バイオマスの効率的利用を指向したシロアリ共生系の木質分解系の網羅的解析
守屋 繁春(理化学研究所 環境分子生物学研究室)

20. 複合生物共生系への代謝流束解析の試み
雪 真弘・守屋 繁春(横浜市立大学大学院国際総合科学研究科・理化学研究所 環境分子生物学研究室)、菊地 淳(理化学研究所PSC・名古屋大学大学院生命農学研究科)、工藤 俊章(長崎大学)

21. 産業技術総合研究所エネルギー技術研究部門の概要紹介
産総研エネルギー技術研究部門

22. 大地の熱の利用技術の研究 ?冷暖房システムや融雪システム等の開発?
盛田 耕二 (産業技術総合研究所 エネルギー技術研究部門)

23. 太陽光発電研究センターの紹介
作田 宏一 (産業技術総合研究所 太陽光発電研究センター)

24. 産総研メガワット級太陽光発電設備
作田 宏一 (産業技術総合研究所 太陽光発電研究センター)

25. 水素選択透過金属膜開発 −均一薄膜化と長期安定性の両立を目指して−
須田 洋幸 (産業技術総合研究所 環境化学技術研究部門 膜分離プロセスグループ)

26. エネルギー高回収率を実現する熱交換システム
中島 春彦、渡辺 武徳、瀬戸 大生、庄司 雅彦 (東京農工大学)

27. 低炭素社会に向けて−日本2050年70%削減シナリオの構築−
藤野 純一 (国立環境研究所)

28. 都市内大規模河川(ソウル市清渓川)の復元による大気環境改善
一ノ瀬 俊明 (国立環境研究所 社会環境システム研究領域)

29. 身近な交通の温暖化対策 −国環研がオススメするエコドライブ−
加藤 秀樹 (国立環境研究所 社会環境システム領域 交通・都市環境研究室)

30. 建築技術(要素技術の視点)
吉田 友紀子 (国立環境研究所)

31. 国立環境研究所地球温暖化研究プログラム中核研究プロジェクト3 「気候・影響・土地利用モデルの統合による地球温暖化リスクの評価」 平成18年度の成果の紹介
江守 正多、高橋 潔、小倉 知夫、伊藤 昭彦、山形 与志樹、岩男 弘毅、岡田 直資、木下 嗣基、塩竈 秀夫、清野 達之、長谷川 聡、横畠 徳太、長友 利晴、増冨 祐司、野沢 徹、日暮 明子、永島 達也、原沢 英夫、肱岡 靖明、花崎 直太 (国立環境研究所 地球環境研究センター)

32. 地方自治体における地域気候変動政策の動向
馬場 健司 ((財)電力中央研究所 社会経済研究所・筑波大学大学院システム情報工学研究科)

33. 風力発電設備導入による住民への普及啓発効果
馬場 健司、田頭 直人 ((財)電力中央研究所 社会経済研究所)


つくば3Eフォーラム事務局
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E-mail : secretariat-3ef@sakura.cc.tsukuba.ac.jp