※このシンポジウムは日本鳥学会の公式行事として開催されます。本ページは、最新情報を提供するためにシンポジウム世話人の藤岡が私的に開いているものです。
最終更新日:2007年11月29日水田は、ガンカモ類やサギ類を初めとする多くの鳥類に利用されており、現在野生復帰事業が進められているトキやコウノトリにとってもかつては主要な採食地であったと考えられています。日本と韓国では記録されている鳥類のほとんどが共通していますが、そのうち59種が国際自然保護連合(IUCN)によって地球規模で絶滅のおそれがある種として挙げられています。意外に思われるかも知れませんが、うち少なくとも11種が人為的な環境である水田を利用する鳥類です。
スペインのバルセロナで先日開催されたWaterbird Societyの第31回年次大会においては、大会2日目の10月31日に「Rice and Waterbirds: Science, Management, and Conservation」と題したシンポジウムが開かれ、世界各地の現状や今後の研究・保全の方向について計16本の発表がありました。この成果は、世界の鳥と水田の関わりをまとめた今後論文集にまとめられる予定です。
今回の津戸シンポジウムでは、水田におけるツル(タンチョウ)の保全や行動を研究されているLee博士を韓国からお招きしました。水田を利用する鳥類についての研究と保全についての韓国と日本での最新の話題を紹介し、東アジアにおける研究のいっそうの促進と交流を目指したいと考えています。
私たちにとっては水田は身近な環境です。水鳥の研究や保全、水田農業と生物多様性 保全の関わりに関心のある方の参加をお待ちしています。
1.鳥類の研究と保全にとってなぜ水田は重要なのか
(筑波大学 藤岡正博)
2.水田地帯の鳥類生息地としての機能
(農環研 天野達也)
[休憩−向かいの休憩室にお茶等を用意します]
3.冬期湛水による水田の鳥類生息地機能の向上
(日本雁を保護する会 呉地正行)
4.韓国の水田における希少種の保全策
(韓国梨花女子大学 Ewha Woman's Univ. Sang Don Lee)
5.総合討論
(中央農研 吉田保志子)
※Lee博士の講演は英語で行われます。申し訳ありませんが、通訳は付きません。スライドにはあらかじめ日本語を入れさせてもらう予定です。★【追加情報】質疑応答については中央農研の百瀬浩さんが通訳してくださることになりました。
※講演時間は、日本人の発表者に25分、Lee博士に40分でお願いしています。各講演につき5分ほどの質疑応答時間も取る予定です。
※総合討論は10-15分ほどを予定しています。
シンポジウム終了後、Lee博士を始めとする演者を囲んで軽い懇親会を催しますので、お気楽にご参加ください。場所はシンポジウム会場の向かいです(休憩室と同じ)。オードブルと酒類(ビール、日本酒、ワイン、焼酎)、お茶等のソフトドリンクを用意します。会費は社会人1,500円、学生1,000円の予定です。受付時に参加希望をお伺いします。
「つくば駅」からは筑波大学循環バスが20分ごとに出ています(休日ダイヤ)。「筑波大学中央」バス停で下車して、西側にある目の前の新しい建物が会場です。つくば駅からは右回りバスで15分、左回りバスで10分。料金は260円です。
なお、つくば駅から筑波大までは迷わなくても3.8kmほどありますので、間違っても歩こうなどと考えないでください。また、学内も広いのでご注意を。帰りのバス時刻表については会場に用意しておきます(同じものをこちら(pdf, 88kb)に用意しました)。詳しくは大学のアクセス案内をご覧ください。会場周辺の地図はこちら(jpeg画像)。
東京八重洲南口より高速バス「つくば号」がだいたい30分毎に出ています。料金はつくばエキスプレスを使うより安く済みます。13:00発に乗れば、14:15に筑波大学中央(終点)まで行きます。13:30発ですと、つくばセンター行きですので、14:35に着いてから大学循環バスへ乗り換えになります(料金も損です)。
中央駐車場を無料開放してもらえることになりました。13:00-21:00にはゲートが開いているはずですので、ご利用ください。駐車券は不要です。東大通りから「筑波大中央口」を入ってすぐ左手です。会場の総合研究棟Aは、ループ道路沿いに200mほど北にあり、徒歩5分足らず。会場周辺地図参照(jpeg画像)