筑波大学総合科学博物館構想


筑波大学には東京師範学校以来の120年以上に及ぶ研究・教育の歴史の中で、人文科学・自然科学を問わず広い分野に亘る学術標本が大量に蓄積されてきました。これらの貴重な学術資料は、これまで統合的に保管・管理できる施設がなかったために、それを保有する各組織に分散されたままの状態となっていました。

既成の学問分野の枠を超えた学際的研究がもはや常識となっている現在、学術資料に対して他分野からアクセスしにくい現状のままでは、新たな研究の発展を阻害する恐れが出てきています。せっかくの貴重な学術資料も、死蔵ということにもなりかねません。学内に収蔵されている学術標本を一ヶ所に集め良好な状態で保管・管理できる施設の設置が強く求められており、そうしたニーズに対応できる大学博物館の設立は急務となっています。

筑波大学総合科学博物館は、ロボット工学に基づく自動標本管理活用システムの導入や学術資料のデジタル情報化(画像データベースの構築)など先端技術を積極的に活用することよって、学内だけではなく学外へ、さらには海外まで広く学術標本の効率的な有効利用の道を拓き、学際的研究の枠組みをも超えた総合科学の創出を目指しています。


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