| Blue Note |
ブルーノート・レーベルは1939年、ユダヤ系ドイツ人のアルフレッド・ライオンによって設立された。 1938年12月23日に行われたジョン・ハモンド主催の「フロム・スピリチュアルス・トゥ・スウィング」コンサートに感激したアルフレッド・ライオンは、中でも一番感銘を受けたブギウギ・ピアノの録音を決意する。 1939年1月6日、マンハッタンの貸しスタジオに、ミード・ルクス・ルイスとアルバート・アモンズを招き、記念すべき初録音を行なった。 この日は19曲を録音したとの記述があるが、果たして本当だろうか? 初録音で手際よく19曲も録音したとは思えないのだが。 いずれにしても、この日の録音からミード・ルクス・ルイスのMelancholy/Solitude(BN-1)、アルバート・アモンズのBoogie Woogie Stomp/Boogie Woogie Blues(BN-2)が世に送り出された。 この2枚のSPレコード、初回プレスは各50枚、価格は1枚$1.50であった。この後、シドニー・ベシェが録音したSummertimeがヒットを記録する。ヒットの裏には、レコーディング直前になって、トランペッターのフランキー・ニュートンがトイレを我慢できなくなり、結局、フランキー・ニュートン抜きで録音をしたという秘話まであるが、私は作り話だと思っている。 モダン・ジャズ・ファンに人気のブルーノート・レーベルも、スタートはブギウギ・ピアノから始まり、トラッド・スウィング系、中間派と経て、1947年、転機となるモダン系の録音へと移行する。これが、 常に時代を先取りしていたといわれるところである。 SP時代のブルーノート・レーベルは、12インチ・シリーズが52枚、10インチ500・シリーズが71枚、モダン中心の1500/1600・シリーズが62枚、それに1200・シリーズが3枚となっている。 なお、ミッシェル・ルプリとマイケル・カスクーナの共著による「The Blue Note Label」(1988 Greenwood)では、1626番のアート・ブレイキー、SPレコードでは未発売となっているが、実際は発売されている。また、SPアルバムの104番がノー・インフォメーションとなっているが、これはアート・ホーディスのホット・セブン(550, 551, 552番)である。 レーベル・カラーは、初期が青と黄緑色で、(ただし、50枚ずつプレスされた最初のSPレコードはピンクと黒のレーベル・カラーだった。)住所がニューヨーク7番街235番地。これは、アルフレッド・ライオンが住んでいた小さなアパートの住所である。この後、西47丁目10番地に移り、そして1943年からモダン・ジャズ・ファンにもおなじみのレキシントン街767番地で、本格的に活動をすることになる。 |