1.科学リテラシーを育成するプログラムの開発・実践(総合)





ゴードン・H・サトー博士講演

講演会の案内

スーパーサイエンスハイスクール講演会

スケールの大きな科学者のお話を聴こう!

ゴードン・サトー博士 講演会

日  時 : 2002年11月6日(水)14:00〜16:30(文化祭代休日)
場  所 : 本校オープンスペース
講演内容: マンザナー計画−人類を飢餓から救う−アフリカにおける、食料供給のための”ローテク”システムの開発。詳しくは、今回の講演会を企画してくださった、松田良一先生(東京大学教授)による紹介文を参照してください。
申込方法: 10月28日(月)ホームルーム・学級活動時に、学級担任の先生に、申込書を提出してください。

<松田先生から紹介を受けるゴードン・サトー博士(左側)>

Dr. Gordon H. Sato氏の紹介

東京大学教養学部生物学 松田良一

 諸君らの抱く科学者のイメージはどんなものだろうか?「三四郎」に出て来た野々宮さんのような俗世間とは懸け離れたテーマに打ち込む白衣の人。田中耕一さんのように学位や地位、収入を超越した人。湯川秀樹さんのような鉛筆とワラ半紙と頭脳だけで中間子の存在を予言した人。あるいは、小柴昌俊さんのように巨大プロジェクトを通じて宇宙理解に貢献した人。発光ダイオード研究と特許を連動させる中村修二さんのようなバリバリの大学教授etc。今回、SSHプロジェクトの一環として諸君らに紹介するDr. Gordon H. Satoは、そのどれにもあてはまらない型破りな科学者だ。
 Dr. Gordon H. Satoは、戦時中、高校生時代に日系人収容所に送られ、カリフォルニアの砂漠のど真ん中(地名はManzanar)で生活することを余儀無くされた。そこで、彼が考えたことは、荒廃しきった環境で如何に、だれ頼ること無く自らの力でローテクな手段で生き抜くかということだった。戦後、カレッジを卒業し、その先を決められないままに父親の仕事(庭師)を手伝っていた。ある日、CalTechのキャンパスのガーデニングを手伝う合間に近くの建物に入ってみた。偶然出会った教授と話している内に、その研究室の大学院生になっても良いと言われ、入学を決意。その教授とはドイツからやってきた物理学者でバクテリオファージを使った分子生物学の創始者マックス・デュルブリック教授(後にノーベル賞を受賞)だった。
 Dr. Gordon H. Satoは哺乳類細胞の分子生物学的理解を志し、いくつかの重要な細胞株を樹立。さらに、今日の成長因子研究に欠くことができない無血清培養法を確立した現代細胞生物学のパイオニアの一人。彼はブランダイス大学やカリフォルニア大学サンディエゴ校の生物学教授を歴任。米国科学アカデミー会員。今、彼は、日系人収容所時代に思い立ったManzanar Projectという「荒廃地で人間が生き延びられるローテクな食物供給システムの開発」を目指し、アフリカのエリトリアで仕事をしている。
 人類の平和と発展を願う科学者の遍歴と生きざまを知ることは、全人的教育を目指す筑駒SSHプロジェクトの趣旨にもつながる。今回、Dr. Satoがローレックス賞を受賞するため来日されるのを機会に筑駒に来ていただくこととした。講演後、諸君らはDr. Satoと議論する機会をもつ。Dr. Satoの世界観と行動力には学ぶ点が多々あるだろう。できるだけ多くの生徒諸君の参加を望む。

Manzanar project-HPにあるDr. Gordon H.Satoの紹介

2002年アメリカ組織培養学会Public Award授賞式での紹介

<講演中の様子>

Gordon Sato博士の講演会における紹介ビデオ(英語)の内容の要旨

作成 : 研究部 寺田恵一

 このビデオは、G. Sato教授がアフリカのEritrea(エリトリア)で行っているManzanar Project(マンザナール・プロジェクト―マングローブを基盤とする農業の確立)を紹介する30分程度の英語のビデオです。以下に内容の要旨を日本語で示します。当日はビデオを集中して聞いて、できるだけこの要旨に頼らず英語で内容を理解してほしいと思います。なお、日本語の要旨の後に、ビデオで使用されているKey Wordsとその意味を説明しておきますので、参考にして下さい。

1. エリトリアの独立への歩みとゴードン・サトウ博士

 エリトリアは1952年にエチオピア(Ethiopia)と連邦を形成したが、次第に自治権を奪われ1962年にエチオピアに併合され、独立戦争を始めた。1980年代の後半までに戦闘は激化し、エリトリアは飢饉に襲われるようになった。このことをメディアを通じて知ったSato博士は1987年にエリトリアに来た。Sato博士は、アメリカで細胞生物学者として優れた仕事を続けながら、エリトリアの独立への戦いのために、自らの科学的知識を活用するようになっていった。博士はエリトリア人の食生活を改善し戦闘の被害者を援助するために、必要とされる食物を育てるプロジェクトを設立した。

2. マンザナール・プロジェクトの名前の由来

 Sato博士は、日本が第2次世界大戦に参戦した時に他の日系のアメリカ人とともに、カリフォルニア砂漠にあるマンザナールという収容所に入れられた。博士が子供の時に経験したこのような不正に対する怒りが、エチオピアがエリトリアに行った抑圧に対する怒りの原点になっている。博士がマンザナール・プロジェクトと命名した理由は、マンザナールという名前を記念に残すためである。

3. 独立戦争の終結とプロジェクトの開始

● エリトリアの戦争は1991年に独立を求める勢力の勝利に終わった(独立したのは1993年)。戦争は国家と経済を崩壊状態にしていた。Sato博士は、国の経済発展に貢献したいと考えていた。
 エリトリアには広大な砂漠と日光と海があった。そのために、博士は海水を用いて植物を育てることを思いついた。博士はマングローブの葉がタンパク質に富み、家畜のえさに最適であることを発見した。
 国中に食料を供給するには、エリトリアの海岸線に沿ってずっとマングローブを育てる必要があったが、海水にはマングローブの生長に必要な窒素とリンと鉄分が含まれていなかった。これらの成分を含む肥料を与える必要があった。
● Sato博士のプロジェクトが始まり、木がこれまで植えられたことのない場所に、植林が始まった。どのような木が生長に適しているか知った後に、マサワ(Massawa)の中心部で相当数の植林を実施した。Sato博士は、プロジェクトのサポートをしている、マサワの水産省を訪ねた。

4. プロジェクトの発展

● 2001年、Sato博士はハルギゴ(Hargigo)の村の近くの海岸に40,000本のマングローブの木を植えた。
● 苗床に木が一本ずつ手で植えられ、その脇に、肥料が入ったビニールの袋が埋められた。この袋には窒素とリンが含まれていた。穴が袋には開けられていて、そこから肥料が3年かけてゆっくりと出てきた。(苗のまわりを囲っている)保護ケージ(かご)は、波と海草による被害を防ぐためのものである。ケージは、泥の中で金属の棒によって固定され、そのケージから鉄分が土壌中に溶け出てマングローブの苗木に供給される。
● これまでに20万本以上の木が植えられてきて、植林は順調に行われている。

5. プロジェクトの効用とマングローブ・ミモーリアルの設立

● このプロジェクトは村人たちの雇用を広げ、生活を安定させた。Sato博士はさらにプロジェクトが人々の世界観を変えることを期待している。博士は、人々が食料を自ら自給自足するようになることを望んでいる。
● ハルギゴの村では、1970年代に相当数の村人たちがエチオピア軍に殺されてしまった。Sato博士はここで亡くなった人を称えるために、マングローブ・ミモーリアルを作ることを計画している。このミモーリアルで植えられる一本、一本の木は、30年前に亡くなった人一人一人のためのものである。

Some Key Words (アルファベット順)

ammonia= アンモニア  benefit= 効用  cage-= 保護ケージ cell biologist= 細胞生物学者  contribute to= 貢献する  economic development-= 経済発展  Eritrea = エリトリア  Eritrean= エリトリア人  Ethiopia= エチオピア famine= 飢饉  immigrant= 移民  fertilizer= 肥料  hole= 穴  injustice= 不正  internment camp= 捕虜収容所  iron= 鉄分  mangrove = マングローブ  Massawa= マサワ   memorialize= 記念に残す  Ministry of Fishery= 水産省  nitrogen= 窒素  phosphorus= リン  plant= 植える、植物  plastic bag= ビニールの袋  protein= タンパク質  seaweed= 海草  urea= 尿素  wave-= 波  world view= 世界観

<会場の様子 質問をする生徒>

講演後の生徒の感想・反響

学年
興味深かったこと
印象に残ったこと
感想
質問など
1
不毛な土地にマングローブという1植物を植えることでエリトリアの国民が飢餓から救われるということ。今まで誰もそんな単純明快な手法に気づかなかったのが驚きであった。
生物学から日本の社会問題―受験というイベントに心を奪われ、非常に圧力をかけられ、きつい生活を強いられる生徒たちなどに至るまで、さまざまな質問が投げかけられていたことが非常に印象的であった。尚、質問がどんどん日本の国における問題域はアメリカと世界など、砂漠緑化政策とはかけ離れたものになっていき、いくら研究から外れたことでも訊いてくれといってもやりすぎだと思い、いたたまれなかった。博士の顔色がだんだん悪くなっていく姿も見受けられた。日本人はもっと自信をもって質問をするべきだと思った。窒素、リン、尿素等、植物の育成に必要な肥料を袋につめてマングローブの苗木近くに埋め、小さな穴から染み出すようにしたり、鉄筒をつけて波から守ったりする工夫は凄いと思った。
 
1
彼の行ったプロジェクトよりもかれの考え方や生き方が勉強になった。おしつけるのではなく、local methodでその土地を飢餓から救うといったような彼の考えていることは科学的な視野だけでは捕らえない社会的な視野をも含むもので、非常に斬新な分野で興味深かった。また、彼の語る社会問題は僕らの考え方とは違い、ハッとさせられたこともあって、自分がいかに狭い視野であるかがわかった。
科学や経済などいろいろ学んできたが、科学の目的は世界をimproveすることであり、そのためにはあるひとつの分野だけでなく、いろいろな分野を複合させ、自らの視野を広げることが必要だと感じた。だが、自分にはそういう視野を持てる自信がない。
 
1
サトー博士がイニシアティヴを取り、住民を先導し、そして彼らの手でこのプロジェクトを実行させるという社会にも適しているプロジェクトをおこなっているということ。
英語で聞き取れないこともあったが、面白い内容だった。社会と密接に結びついた問題で普通の生物学者がやっていることとは本当にけたが違うことだと思った。
 
1
だた教えてやるのではなく、自給自足を目指してやっていること
ただ育てることのためにいろいろなマニュアルを作り、それをただ押し付けているのではなく、地元の人々に自ら考えて発展していくプランをすることを最終的には目指していることが凄いことだと思った。
Mr.Sato, maybe you talk with local people very much. Your parents are the Japanese, and you lived in the United States, so I think they ask you about such countries. How they feel about people who live in developed country live the U.S.and Japan?
1
plastic bagに穴をあけて栄養素を供給するという方法はすばらしい発見だと思った。外国の経済事情に対してそこまで熱意を持って改革をしようとすることは大変難しいことであるから、尊敬すべき点であると思った。
英語で聞き取れなかった部分は多数あるが、サトウ先生が述べたいことがわかったのでよかった。このようなすばらしい研究をされている先生の講演を聴くことは大変ためになるし、かなり貴重な体験だから参考にさせてもらいたい。
日本の食料自給の低さについて何か意見があるか。マングローブに対する海草の影響はどんなものか。
1
ただ生物学というワクに捕われず一回の飢餓を救おうとしていること。
議論が往々名ところに飛び火してサトウ先生の世界のあり方に対する考えなどが聞けて興味深かった。
 
2
マンザナールプロジェクトはただの援助ではなく、地域のヒト自身が発展させていくことの手助けであるということが興味深かった。ただ、金を渡すだけというのも立派なことであるとは思うが、それだけではこれ以上に発展することもないだろうし、文化の形成は望め甘いだろう。文化は地域のヒト自身が作るべきものであるというのはもっともだと思う。
非常におもしろかった。今まで僕が生きてきたな奏で持たなかった考え方を聞くことができた。世界のヒトのために生きるというのはそう簡単にできることではないし、偉大なことだと思う。僕も世界の平和を願うものとしては、サトウ博士のような何か大きな事をして、世界の平和と地域の発展に貢献したい。でも実際僕らに一体何ができるのだろう?と考えてしまう。
平和とはなんだと思いますか?世界のはエリトリアのような国、地域が多くあると思うが、底に存在する問題はどう解決していけばよいのだろうか?
1
イラクのことについて。国際的な感覚を持ち、またアメリカ人でもあるサトウ博士の考え方のや話を聞きにきているのであって、マングローブの話だけを聞きに来ているわけではない。もっとマングローブ以外の話についての時間がほしかった。
でっかい考えを持っているヒトの話をききにきたのにプロジェクトの中身についてに主題が移っていて残念だった。もっと話を聞きたい。質問できなくて残念だった。寺田先生がイラクの話の途中で話の腰をおったのはよくなかった。あと紺と予定があるのか寺田先生が急いでいるのが気になった。サトー先生ありがとうございます。
 
2
この計画が人類を飢餓から救うためにただ食料を作ることではなく、将来的なことを見据えて環境を改善するという方向性をもっていること。
自分自身将来農学部に入ってこのような分野について学びたいと思っていたので、この講演はとても参考になったと思います。
将来的にはこの計画で「砂漠」を緑化するというようなことが行われると思います。その際、ポンプで海水を汲んでくるといっていましたが、そのための電力はどのように確保するのでしょうか?砂漠を潤すためにはそれなりの量の海水が必要であると思います。それだけの量の海水を汲んでせっかく植えたマングローブに悪影響はでないのですか?
2
科学者でありながら社会にも目を向けている姿勢が印象に残った。科学者は研究するだけという風潮は変える必要があると思う。
非常に有意義であった。土地の住民の生活をまず考えるという視点を持たねばならないと思った。筑駒にかけているし、僕自身にも欠けていると思う。
日本のODAなどといったものはエリトリアにおいて人々の役にたってくるのか?
2
世界の中の危険なところにいって貧しい地域を発展させる。飢餓の人を助けるために実際に現地に行って行動する。そして行動していると少しずつでも周りが変化していき、自然、人、動物がうるおっていく。これはまさに僕の利用の生き方で、僕はそこに感動し、そして将来僕もそういうことをしてみたいと思った。
英語でも意外とよくわかったので、これからもこういうことをもってしてほしい。
Do you like Japan?
2
いわゆるローテクで大きな成果が出ていて凄いと思った。ローテクだから内容もわかりやすかったし、よかった。何でもきれいにやりたがる最近の傾向に対しこれを見せられ逆に新鮮さを感じた。英語結構わかりました。自分にできることがたくさんあるって言うのを強く言ってくれたので、がんばる。
生き方のところ(一番最後)でかなり感心した。世の中は色々なものがあるから視野を狭くしちゃいけないなと。前につくこま出身者は泥臭い仕事を嫌うと言っていたが、まさにそこと同じことを言われた気がした。
Thank you. What interested you most?
2
砂漠をオアシスに変えようと政府に対抗しながら地域の人々を使って地道に努力なさる先生の情熱が伝わってきました。
僕の質問が直接先生に伝わらなかったことは残念です。(僕の英語力不足です)全体の20%の英語がわかれば話は聞けるものだなということがわかりました。英語での講演は初めてだったのでちょっと心配でした。
Where is your parets 's home town? (両親の故郷はどこ?)
3
荒廃した国土を緑に変えて食料を得られるようにするという壮大な計画が非常にローテクな中学生にも理解できる方法で行われているということにまず感心した。そしてそれが自らの意思で行われているということでサトウ博士がとても大きな人物に見えた。あだ、やはり英語ということでコミュニケーションがとれないのが一番難点だったと思う。
もう少し科学的に突っ込んだ内容がほしかった。また質問によって話の方向性が政治等の方向へ曲がってしまったが、別にサトウ博士の個人的な政治思想を聞きたいわけではないのであって、イラク攻撃云々の話などしてもしようがないと思った。しかし、科学的であるサトウ博士がそのようなことを水から論ずることに抵抗を覚えていないことや、サトウ博士に限らず多くの科学者が書くの脅威のついて強く主張しているということはとても印象に残っている。最後の質問でFAO等の人間が机上でやることではできない仕事をサトウ博士という個人が成し遂げているという言葉については実際のフィールドでの行動の重要性を思い知らされたし、個人の力ではどうにもならないと思っていた僕のちょっとした励みになったと思う。
 
1
砂漠を緑化するために海水でも育つマングローブを基盤としていること。
マンザナールプロジェクトと間接的に関係のある事柄の議論は難しかった。プロジェクトは準備だけでも相当大変なもので、このようなプロジェクトをやることは凄いことだと思った。
マングローブの苗木はどうしているのか。エリトリア国内で種から苗木になるまで育てているのか、または他国で育てた苗木を運んできたのかどうか。
2
科学者の立場にといて生物学を研究するだけでなく、世界の飢餓を救う、しかも自分の資産によってプロジェクトを進行させる姿勢が印象に残った。
生物学的な視点からの飢餓の克服に留まらず、今後の世界のシステムを構成していく上でのインターナショナルな問題への展開によってプロジェクトのスケールの大きさとサトー博士のイニシアティブさを感じた。
 
2
植林する人の足や手が細く弱弱しかったこと。
サトー先生の考え方(いろいろな政治の話)は日本で多く共通しているそれとは違うものだったことにおどろいた。
現地の働いている人々はマグローブの植林についてどれ程の知識をもっているのですか?またそれについての教育はしていますか?
3
イラク関係の話のところではやはりアメリカ人だと感じた。一言一言になぜか説得力を感じるのは年齢や肩書きのためであろうと感じた。普通の人に言われたら月並みな意見だと思う内容であったと思う。
「ローテク」ということでどれだけ昔の技術を使っているかと思ったら、りん、尿素といった化学肥料を使っている、ということで「緑の革命」の失敗を連想した。農薬を使っていないようなのでその分マシかもしれないが、将来的には肥料を入手できるできないで、貧富の差が広がることになるのではないだろうか?
自給自足を目指すというが、肥料を自給できない以上、食料メジャーのような外国企業に依存した生活システムにならざるを得ず、自給自足とはいえないのではないだろうか?それても生き延びられさえすれば食糧的に支配されていても良いと考えていらっしゃるのか?(エリトリアでりんが取れるのか知らないので、もし自給できるのでしたらすみません)
2
日本に長く住んでいる人には「島国魂」が備わっていて、ファーストネームにミスターやドクターをつけたがること。これらの固定観念にとらわれることなく、世界的に自分に何が出来るか、何をする必要があるかを考えて行動し、いきていくことが大切であるということ。
マンザナール計画を通して、生物学的な知識をたくさんくださっただけでなく、今後生きていくためのアドバイスをもくださったことにとても感謝している。スーパーサイエンスハイスクール講演会というまたとない機会にゴードン、サトウ博士のお話をきくことができたことに本当に感謝している。
 
1
最先端の技術を用いて食糧生産から世界に活路を探すのか、ローテクの中に国々にみあった最良の方法を探すのかは面白い問題だと思う。けれど、個人的に「緑化」という観点での飼料生産はいろいろな世界問題の解決に良い結果をもたらすと思う。だからサトウ博士の目指すものは「日本:という社会においても受け入れられるのではないかと感じるのである。
ローテクを用いての食糧生産という発想、そしてやり方そのものがわかりそうな内容のみを用いており、とても斬新だった。
 
3
技術を駆使してその地の人々を援助するのではなく、ローテクを使ってその土地の人々が参加できる形でシステムがまわっていく工夫がよく考えられいると思った。
あまり訊くことの出来ない話で刺激になった。はじめはただ気を植えるよな援助かと思っていたが、現地の人々の手でわまっていく工夫に感心させられた。ちょっと長い(質問の途中であきた)
 
3
必ずしも科学と社会が直接的に結びつかないということ。自給自足の精神、海岸地域での植物の育て方、視野を広げろというメッセージ。
マンザナールプロジェクトは非常に魅力的だった。反面、質問が一般論になると面白くなかった。(地域的でないという意味で)。サトー博士は政治的問題には強いというのかどうかはわからないが、国際問題をここで論じてもサトー博士の独断になってしまうだけだと思った。中高生のために国際問題の解説をなさりたいのかと思った。マングローブの生態を知りたいと思った。
苗は完全に自給可能なんですか?肥料のコストは償還可能なんですか?
2
島国に住んでいる日本人には島国根性が備わっている。実際に何度も現地に足を運び、技術的指導を行っていたことは巣晴らしい。政府レベルとの付き合いを軽視した民間レベルのサポートをしているのも印象的だ。自分たち(現地の人)による、という姿勢を重視しているのも興味深い。
今の自分の「失われている何か」を認識し、ライフスタイルを改善する。そして豊かな感性をもちつつ、自分が社会ひいては世界平和に役に立つのだ!というような大きな視点から見ているゴードン博士の意見は、居間までも遠い世界からの意見と違い、若干の親近感をもちつつ自分の心の中に響くものがあり、感銘を受けた。人間として世界的なレベルの問題の壁に挑戦するという居間の若い世代にはないフレッシュな姿勢に共感した。
僕らが感じている自由!は実は限られた自由であると思うのですが、本当の自由って何だと思いますか?
2
飢餓似苦しむ人々を救うために、ハイテクではなく、ローテクな方法でその現地の人々に参加してもらうことでゆくゆく自分たちで自給自足できるようにしようとしていること。参加している人々に給料と食糧を提供していること。与えるだけじゃないってところがすごい。肥料の与え方にも多くの工夫をしていること。計算されつくしている!
英語は理解しようとしたが、さすがに難しかった。ただ、えいぞうとレジュメのあったおかげで大分助かった。ゴードンサトーさんがこのプロジェクトをしていることは満足と幸せを感じているとおっしゃったことに感激を受けた。
このプロジェクトを始めた当初は参加者も多くなかったと思うのですが、どのようにして参加を促していったのですか?それに際して苦労したこと、重要だと思ったことは何ですか?
3
サトー博士が日本の「島国根性」をとても特異なものだと、日本は自由な発想には不利だとはっきり言及なさったこと。
僕たちが貧しいリスニング能力と反応力がサトウ博士の機嫌をそこねてしまったどうかが心配、というかそう考えることこそ「島国根性」なのかもしれない。いずっれにせよサトー博士が外の世界を知ってほしいとご教示してくださったのは大変ありがたいことだし、感動したし、是非とも実行に移したい。
「森林学者の意見をきいていない」というくだりが最後の質問にありましたが、なぜそうだったのですか?
1
ビデオの中の家や何も生えていない土地など、荒廃した世界のようだった。世界を良くするということがゆくゆく日本を、そして君自身をよくするのだという言葉。ゴードン先生と呼ばれたことにえらくこだわったのも印象に残りました。
独立戦争が貧困を呼び、それに対する賠償はどこからもえられない。世界既婚はこの計画を推奨してないという。今までの砂漠だった土地にあれだけの植物を増やすことに成功し、その土地の人々の生活を支えているこの計画を否定するということは現地の様子を見ていない体と思う。
 
2
地球上の4分の3以上を閉める海水を砂漠の緑化に使う発想はとてもよいアイデア棚と思った。
世界の大陸が砂漠と化していくことに、巣押しでも歯止めをかけようとしている人々がいることに驚いた。また、もっと自分の英語力を高めないと世界では通用しないと思った。まはや先進国での環境改善を望めないので、環境を保護する、再生するプロジェクトは発展途上国でやるべきだと思った。
Do you like Japan?
1
博士が質疑応答の際、手だら先生たちの「Simple mistake」をたびたび否定するなど、「日本という島国の枠にとらわれるな」と強調していたのが印象に残った。質疑応答の経過で国際的なことへ話しが進んでいって興味深かった。寺田先生の不調が気になった。
マングローブの話(ビデオなど)は、「ふーん」くらいの感じで聞いていたが、質疑応答を通して、博士の考え、世界に視野を広げた話や、われわれの幸せについての根本的な話にふれることができ、良かったと思う。ありがとうございました。
 
1
「なぜMr. Gordenと呼ぶのか」と博士がおっしゃったこと。重要な問題提起だったと思います。
今までの講演会の中で一番わかりやすかったです。(論じられている問題はスケールが大きく、全容を捉えるのが非常に難しかったですが)
 
1
佐藤博士が技術を持ち込んで、エリトリアの人々を助けているだけでなく、現地の人々がそれを続けていけるようにしようとしているということ。
大きい課題に立ち向かっているヒトの話が聞けてとてもよかった。またこのように質疑応答が多いのもとても好ましかった。
今も多くの地域が飢えに苦しんでいるが、他の地域にも近いうちにこの計画を広めようという考えはありますか?
3
博士の考えかたが非常にシンプルであったこと、生物学的な知恵が現実にこれだけのプロジェクトを作れるということ。博士が個人的に、しかも直接プロジェクトを行っていること。
大変失礼な質問をして気分を害されただろうが、答えてくださった。彼のほうは、博士のプロジェクトの話というより、日本の学生への説教のようになってしまっていた。でも大変的確な指摘だった。
 
1
マングローブを育てる技術。個の計画が政府からの依頼などでなく、個人でやっているということをきいて驚いた。技術的な面では支えられるけれど、政治的、宗教的な面で支えるのは難しいということが印象に残った。
マンザナール計画の内容だけでなく、個人の国際社会に対する姿勢などの話もきけてよかった。自分たちに日本を基準に考える癖がいつのまにかついているのだということがわかった。日本で受けている教育だけでは、国際的に物事を考えられるようにならないような気がした。これからはもっと、世界のニュースに耳を傾け、さらにそれを多方面からあくまで日本を基準に考えないように努めたいと思った。
日本や他の国々の研究者達に呼びかけているのか?エリトリア以外のことでも何かプロジェクトを行おうとしているのか?エリトリアが将来どのような国になることをのぞんでいるのか?
3
海峡があることを利用したマングローブの育成という点が新鮮だった。食糧自給ときいて、思い浮かべるのはたいていは穀物の生産であるとか、じかに人間の口に入るものしかなかったのだが、畜産のための飼料の生産には頭が回らなかった。畜産物というのは穀物よりも生産効率が悪いが、もともと植物の育たないような場所を利用して何かを生産するならば、大して育たない穀物よりも飼料として使えるマングローブを育てようというその発想がよかった。
面白かったのだが、いかんせん英語力不足で佐藤博士の行っていることの大半は聞き取れなかったように思う。それが残念でならない。
現地の人々はマングローブの育成によって、肉か魚が得られるだろうが、では穀物はどうやって得ようとしているのか?また、マングローブの育成の中で必要となる肥料はどうやって手に入れているのか。も始祖の方法が援助であるならば、その肥料の自給方法としてはどのようなものを考えているのか?
1
個人でエリトリア人を貧困から救おうと活動しているというのはすごい。FAOなどの国際的な機関もあまりやっていないということも印象に残った。
今までSSHの講演会には一度も参加してなかったけれど、今回のは聴いてためになった。割と簡単な英語で話してくださったので、全く理解できないのではという心配が杞憂に終わってよかった。
Does fertilizer and iron cage meke in Eritrea? If they are importede things, I think Eritrean cannnot stand on their own feet.
3
佐藤博士が個人でエリトリアの飢餓で苦しむ人々を救おうと立ち上がっていたこと自体、印象に残り感動しました。科学が世界の貧しい人々を救うことが出来るんだと改めて実感しました。
世界で地道に活躍なさっている方の講演なだけあった、本当にすばらしいものでした。是非これからもこういう方の講演を期待します。
 
1
貧困と飢餓に苦しむ人々をサイエンスでその苦しみから解放しようという佐藤博士の姿勢に感動した。また、ハイテクな手段で人々に食糧を供給するのではなく、ローテクな食物供給システムでより地元の人に自給させるマンザナール計画に興味を持った。
固定的な日本文化にとらわれずに、国際的ないきかた、考えたかをしなければならないと改めて感じた。
日本人収容所で佐藤博士が行った生き抜くためのローテクな手段とは何か?
1
サトーとよぶか、ゴードンとよぶかという議論では、日本という小さな島国にいることで生じてしまう視野の狭さを思い知らされた。今まで化学は試験管をもったりして何かわけのわからないことを実験したりするものだと思っていたが、「サトー」博士のように人々の幸福のために役立たせることのできる重要な分野なのだなと思った。
化学のことだけでなく、世界のことなどのいろいろな話が聴けてよかったです。
 
1
「ゴードン」と呼ばれることに対する博士の意見を聞いて、日本の、まだ高校生である自分の「世界」の狭さを知った。
計画自体も良いものだと思うが、それよりも博士の考え方を聴いて、自分の知らない外の世界を知ることが出来たのが嬉しい。
マングローブが育つに適した環境や、海がなければいけないという前提など(ポンプを使うにしても莫大な金がかかるだろうし、それでも限界はあるだろう)、この計画にはある程度の限界があるが、それ以外のタイプの計画は何かかんがえているのだろうか。
1
自分たち日本人がいかに世界の考えと違う考えを根底にもっているのか、ということ。
外国の方に講演していただいた事で、自分としては日本の文化や国民性を見直せたことが一番大きかったと思う。自分の活動をそのまま押し付けるのではなく、そこを皮切りに世界の抱える問題について考えられたと思う。
 
1
佐藤博士のあらゆる行動の原点に、「人を救うんだ」という強い意志があることを感じた。I wannt to be better than your parents. 「人のための仕事をしているんだ」という自覚と誇り。世界を見ろ!
割りとステレオタイプで考える人だなと思った。言っていることは確かに正しいんだけど・・・・。ゴードンさんについての指摘は非常に考えさせられた。全く新しい考えだった。
 
2
科学を活用するということ。世界全体について考えていらっしゃったこと。自給自足を目指していること。発展途上国の人々も科学の恩恵を受ける権利があること。
科学者の印象がかわった。日本の中だけではなく、世界をよくすることの必要性を思い知らされた。
 
3
佐藤博士は一科学者として、というよりも、地球上に住む人類の一構成員として、本当に熱心に活動されているな、と思った。彼の活動は机上の理論よりも遥かに実用的で応用可能なものだと思う。僕は、彼がファンドを設立して、世界の人々からお金を集めているときき、改めてそのアクティブさに感銘を受けた。また、質問会での彼の「島国根性」とかのご指摘に、日本人と外国人の違いや、意見を正面きって言えない日本人像を想像してしまった。
講演自体の内容もよかったが、質問の時間もなかなか興味深いものだった。僕自身は積極性のなさと英語力不足から質問はできなかったが、他の生徒たちの質問に共感する部分もあった。全体として3時間近くに及ぶ講演で、最後のほうは少し疲れてしまったけれど、自分のビジョンが広がった。また、他の国の、特にサイエンティストからみた世界観がわかったという意味で非常に充実していたと思う。佐藤博士のこの計画が成功して、人類に幸福がもたらせることを願います。
海水をポンプアップしてabove sea levl でマングローブによる緑化を行っているそうですが、(日本語ですみません)その活動はエリトリアでは可能でしょうが、他の地域、特にサハラ砂漠や中央アジア等の地域では深刻な砂漠化が現在も進行し、緑化が不可能だと考えられます。そのような地域に対しては、今後どのような対策をとるのか考えておられますか?
3
佐藤先生が常にヒトのためを考え、行動してきたことに共感した。自身のことを考えると、かなり人々のことや、世界のことを深く考えて、また、行動してきたつもりだったが、これまで以上にやっていきたいと思った。
最初にきて手も上げたのに、一番前の真中なのにあたらなかった。あててください。
You have worked for more than 10 years. When will you comolete mannzanar project?
2
科学面は簡単だが、政治や宗教面のことを考えるのは難しい、ということが印象に残った。科学的な意見などはそれ自体非常に重要だが、それ以上にそれらをいかに他の事象とむすびつけるか、精神面の充実へとつなげるのか、ということだったと思う。まあ、自分の知識などに偏らず、その背景や、いかに我々に結びついているのか、ということを少し立ち止まって考えてみたいかなと思った。
自分が「日本人」なんだなということを意識せざるを得なかった。博士の言葉の端々に自分の世界の狭さを感じた。自分は日本文化が悪いとは思わないが、いわゆるインターナショナルな人となるには必ずしも良い背景とはいえないのかなと感じた。自分の中で意識をもって理想に近づけるように考えていきたい。
 
2
このプロジェクトが現地の人々にとって雇用にとっても役立っているということで、現地社会の中でうまく機能していることがわかった。北朝鮮の問題や、イラクの攻撃に関してのお答えが印象的でした。僕は、アメリカの民主主義が世界の民主主義だとは思いませんが。日本が世界の中で孤立的な考えを持っているということを改め感じました。
僕も将来は科学者を目指しているというこかつ、社会貢献もしたいと考えているので、ゴードン佐藤博士の行き方は僕の理想といっても過言ではないです。また、ゴードン佐藤博士はアメリカ国内で生物学者として非常に権威があるということがすばらしいと思います。僕も、社会貢献という意味でも、科学的にも意味のあることをしたいと思っています。
 
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佐藤さんがとても子供みたいに素直な人だったことが印象的だった。また、科学以外にもいろいろ造詣が深かったり、悩んでいることも。
一流の科学者は科学だけにとどまらず、アクティブなものだと思った。王言う人に会えてとても良かった。自分がいかにいろいろ足りないか、小さいかということを久々にわかった。それは、ものすごく良かったと思う。
全く実用価値がなくても、芸術品として価値をもつような科学も沢山あると思うのだが、そういう科学について佐藤博士がどう思うのか聴ければよかった。
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プロジェクトの手法一つ一つに科学者らしい合理的思考の見え隠れする点。個人の手によりここまでのことができること。
科学のための科学ではなく、実用的な科学への回帰が必要なのだろうか。質問が政治的なものに移っていったのは良かった。
How do you know that plastic bags will be empty in there years?